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道北エリアの医療の中心である旭川市には、高度な周産期医療を提供する大学病院(認可施設)から、柔軟な検査が可能なクリニック(認可外施設)まで、NIPTを受検できる選択肢が複数あります。
この記事では、旭川市内でNIPTを受けられるおすすめのクリニック・病院を一覧でご紹介します。それぞれの施設の特徴、費用、住所、アクセスに加えて、絶対に知っておくべき「施設の選び方」についても丁寧に解説します。
旭川市内でNIPTを受ける施設を選ぶ際、ご自身の考え方やライフスタイルに合わせて、以下の3つの基準をチェックすることが大切です。
日本のNIPT実施施設は、大きく2つのカテゴリーに分かれます。この違いが施設選びの最大のポイントになります。
特徴: 旭川医科大学病院などの総合病院や、認証を受けた一部の産婦人科が該当します。臨床遺伝専門医らによる専門的な「遺伝カウンセリング」が手厚く行われます。
検査項目: 21、18、13トリソミーの3つの染色体疾患のみ。性別判定は教えてもらえません。
受検条件: 原則として「夫婦(パートナー)同伴での受診」が必須となります。
特徴: 日本医学会の認証を受けていない民間のクリニックです。「違法」というわけではなく、独自の基準で幅広い検査を提供しています。
検査項目: 基本の3疾患に加え、全染色体検査、微小欠失症候群の検査、そして「性別判定」も可能な施設がほとんどです。
受検条件: 妊婦さん一人での受診が可能で、紹介状も不要な場合が多く、仕事で忙しい方でも通いやすいのが特徴です。
「もし陽性判定が出たらどうすればいいのか」という不安に対して、専門的なアドバイスをくれるのが遺伝カウンセリングです。認可施設ではこのカウンセリングが必須となっており、時間をかけて不安や疑問を解消してくれます。認可外施設を選ぶ場合でも、遺伝専門医が在籍しているか、オンライン等でしっかり相談できる体制があるかを確認しましょう。
NIPTは「非確定的検査」であるため、万が一陽性だった場合は、結果を確定させるために「羊水検査」を受ける必要があります。羊水検査には通常10万〜15万円ほどの高額な費用がかかります。施設によっては、この羊水検査の費用を全額、あるいは一部負担してくれるサポート制度があります。追加費用の不安を減らすためにも、アフターフォローの有無は必ずチェックしてください。
まずは、旭川市内でNIPTを受検できる主な施設の概要を比較してみましょう。
| 施設名 | 施設区分 | 検査項目 | 費用目安(NIPTのみ) | アクセス・所在地 |
|---|---|---|---|---|
| 旭川医科大学病院 | 認可 (基幹) | 3つのトリソミー | 約9.9万円(+カウンセリング料) | 医大病院前バス停すぐ |
| 旭川厚生病院 | 認可 (連携) | 3つのトリソミー | 99,000円(+カウンセリング料) | 旭川四条駅 徒歩15分 |
| みずうち産科婦人科 | 認可 (連携) | 3つのトリソミー | 施設へ要確認 | 豊岡4条3丁目バス停近 |
| ヒロクリニック提携院 | 認可外 | 全染色体・性別等 | 約5万円〜 | 旭川市内の提携院 |
| ミネルバクリニック | 認可外 | 全染色体・性別等 | 約10万円〜 | オンライン+旭川で採血 |
ここからは、旭川市内で利用できる各クリニック・病院の詳細な特徴や強みをご紹介します。
道北・道東エリアにおける周産期医療・高度医療の「最後の砦」とも言える大学病院です。日本医学会からNIPTの「基幹施設」として認証を受けており、地域の出生前診断の中心的な役割を担っています。
特徴: 臨床遺伝専門医、認定遺伝カウンセラー、出生前コンサルト小児科医、産婦人科専門医がチームを組み、非常に専門的で手厚い遺伝カウンセリングを提供しています。初回のカウンセリングには約1時間をかけ、夫婦でしっかりと検査の意義を話し合うことができます。万が一陽性だった場合でも、そのまま院内で羊水検査(約75,000円)へとスムーズに移行できる安心感が最大の魅力です。
住所: 〒078-8510 北海道旭川市緑が丘東2条1丁目1番1号
アクセス: JR旭川駅から旭川電気軌道バス(約30分)「医大病院前」下車すぐ。
費用: 遺伝カウンセリング料(初回約11,000円)+ NIPT検査費用 約99,000円
旭川市内で多くの分娩を取り扱い、地域医療に大きく貢献している総合病院です。旭川医科大学病院と連携する「連携施設」としてNIPTを実施しています。
特徴: 毎週金曜日の午後に「出生前診断相談外来」を完全予約制で開設しています。「まずはどんな検査があるのか知りたい」という相談だけでも受診が可能です。当院での出産予定にかかわらず受検相談ができますが、結果が陽性であった場合は、羊水検査のために基幹施設である旭川医科大学病院を紹介される形になります。こちらも原則パートナーとの同伴受診が必要です。
住所: 〒078-8211 北海道旭川市1条通24丁目111番地
アクセス: JR「旭川四条駅」から徒歩約15分。または旭川駅からバスで「厚生病院前」下車。
費用: 遺伝カウンセリング料 4,400円 + NIPT検査料 99,000円
旭川市豊岡エリアにある、地域に根ざした人気の産婦人科クリニックです。総合病院だけでなく、こうした個人クリニックでも認可施設としてNIPTが受けられるのは嬉しいポイントです。
特徴: 北海道指定の特定不妊治療指定医療機関でもあり、妊娠前から出産までトータルで手厚いサポートを行っているクリニックです。大学病院などの大きな病院は敷居が高いと感じる方でも、アットホームな雰囲気の中でリラックスしてNIPTの相談ができます。連携施設としての基準を満たしているため、万が一の際の基幹施設への連携もスムーズです。
住所: 〒078-8234 北海道旭川市豊岡4条3丁目2-5
アクセス: 旭川駅から旭川電気軌道バスで「豊岡4条3丁目」下車すぐ。駐車場完備。
全国規模でNIPT専門ネットワークを展開しているヒロクリニックのプランです。札幌まで出向かなくても、旭川市内の提携クリニックで採血を行うことができます。
特徴: 認可施設で必須とされる「夫婦同伴」や「産科からの紹介状」が不要で、妊婦さん一人で気軽に受診できるのが最大のメリットです。また、認可施設では調べられない「全染色体の異常」や「性別判定」など、細かなプランを自分の希望に合わせて選ぶことができます。「仕事の休みが合わず夫婦で行けない」「とにかく早く性別を知りたい」という方に強く支持されています。プランによっては羊水検査の費用補助制度もあります。
住所・アクセス: 予約完了時に、旭川市内の提携医療機関(内科等の一般クリニック)が案内されます。ご自宅や職場から通いやすい場所で採血が完結します。
費用: 約50,000円〜(選択する検査のプランによって大きく変動します)
東京・青山にある遺伝子検査専門のクリニックですが、「オンライン診療」と「旭川での採血」を組み合わせることで、地方に住んでいても世界トップクラスのNIPTを受検できる画期的なシステムを導入しています。
特徴: 一般的なNIPTが妊娠10週以降であるのに対し、ミネルバクリニックは「妊娠6週」という超早期から検査が可能です。また、認可外施設でありながら、院長である「臨床遺伝専門医」から直接オンラインで濃厚な遺伝カウンセリングを受けられるため、サポート体制は認可施設と同等以上の安心感があります。万が一陽性の場合は、羊水検査の費用を最大15万円まで負担してくれる手厚い保証も魅力です。
住所・アクセス: 自宅からスマートフォンでオンライン診療を受けた後、指定された旭川市内の医療機関へ出向いて採血を行います。
費用: 約10数万円〜(検査内容により異なります)
実際にNIPTを受けようと決めた場合、どのようなスケジュールで進むのでしょうか。一般的な認可施設での流れを解説します。
予約と紹介状の準備: 妊娠が確定し、予定日が決まったら(妊娠8〜9週頃)、受検を希望する病院へ予約を入れます。認可施設の場合、普段妊婦健診を受けているかかりつけ医からの「紹介状(診療情報提供書)」が必要になることがほとんどです。
遺伝カウンセリング(妊娠10〜13週頃): 予約日に、原則ご夫婦で来院します。遺伝専門医やカウンセラーから、検査でわかること、わからないこと、そして「もし陽性だったらどうするか」について約1時間の丁寧な説明を受けます。
採血: カウンセリングの内容に納得し、同意書にサインをしたら採血を行います。採血量は10ml程度で、お腹に針を刺すようなことはありません。
結果説明(約2週間後): 検査機関でのDNA解析が終わり次第、再度ご夫婦で来院し、医師から直接検査結果の説明を受けます。
Q. NIPTの費用は健康保険が使えますか?
A. NIPTは病気の治療ではなく任意のスクリーニング検査であるため、健康保険は適用されず全額自己負担(自由診療)となります。また、基本的には医療費控除の対象外となりますので、費用の準備が必要です。
Q. 旭川でNIPTを受けるのに、年齢制限はありますか?
A. 以前は日本医学会のルールで「出産予定日に35歳以上」という条件がありましたが、2022年の指針改定により年齢制限は撤廃されました。 現在は、20代や30代前半の妊婦さんでも、胎児の染色体疾患に強い不安を抱えている場合は、年齢に関係なく受検することができます。
Q. 認可外施設で受けて陽性だった場合、旭川市内で羊水検査は受けられますか?
A. 認可外施設で陽性判定が出た場合、確定診断のために旭川医科大学病院などの大きな病院を再度受診し、羊水検査をお願いすることになります。ミネルバクリニックやヒロクリニックなどの大手認可外施設は、万が一の際の紹介状の発行や、羊水検査費用の補助制度を設けているため、事前によく確認しておきましょう。
NIPT(新型出生前診断)は、「受けるべきか、受けないべきか」に絶対の正解がありません。検査結果を知ることで安心できる方もいれば、逆に悩みが深まる方もいます。だからこそ、検査を受ける前のパートナーとの話し合いが最も重要です。
「専門医のもとで、万全のサポートを受けたい」という方は、旭川医科大学病院や旭川厚生病院などの認可施設がおすすめです。
「仕事が忙しくて夫婦揃っての受診が難しい」「性別も早く知りたい」「早期に検査を済ませたい」という方は、ヒロクリニックやミネルバクリニックといった認可外施設のプランがライフスタイルに合っているでしょう。
旭川市には、ご自身の状況に合わせて選べる多様なNIPTの選択肢が揃っています。ぜひこの記事を参考に、パートナーとじっくり相談し、少しでも不安を和らげて穏やかなマタニティライフを送れるような、後悔のない選択をしてください。